- 教員が副業を始めたことで得た“お金と時間”の価値観の変化
- 「お金=評価される報酬」「時間=奪われない資源」という意識の芽生え
- 教員という立場だけに頼らない生き方・働き方のヒント
- 副業が「不安を消す手段」から「自由を得る感覚」へ変化した背景
目次
教員という枠の中だけで「お金」と「時間」は語れない
教員として働くなかで、
「お金」や「時間」について深く考える余裕なんて、正直ありませんでした。
目の前の授業、部活、会議、保護者対応…。
気づけば朝から晩まで働いて、
疲れた体で「今日も1日が終わった」とだけ思う日々。
「給料は上がらないけど、仕方ない」
「帰れないのはみんな同じだから」
「この働き方が“普通”なんだ」
そんなふうに思い込んでいた私が、
副業という“もうひとつの働き方”に出会って、
少しずつ「お金」と「時間」の意味が変わっていきました。
この記事では、教員として副業を始めた私が感じた
“価値観の変化”と“見える世界の広がり”を、リアルな言葉でお伝えします。
1. 「お金」は、我慢の対価じゃなかった
教員の仕事は、がんばっても給料が急に増えるわけではありません。
毎月の手取りはほぼ同じ。
どれだけ熱心に取り組んでも、「評価=金額」には結びつかないのが現実です。
そんな私が副業で初めて文章を書き、それに対して報酬が出たときの驚き。
「たった1時間の作業で、お金がもらえる?」
「頑張った“量”じゃなく、成果で“選ばれた”報酬?」
それまでの私は、
お金=我慢と努力の対価
だと思い込んでいました。
でも、副業を通して知ったのは、
「自分の価値で“お金を生み出す”という経験」でした。
誰かに選ばれて、誰かの役に立って、
その結果としてもらえるお金は、
ただ振り込まれる月給とはまったく違う意味を持っていたんです。
2. 「時間」は、誰かに奪われるものじゃなかった
教員としての時間は、常に「誰かのため」に使うものでした。
- 生徒のため
- 保護者対応のため
- 会議・行事・部活のため
「空いてるならこれやって」
「まだいる人がいるから、帰りづらいよね」
そんな空気に、自分の時間を明け渡していたように思います。
でも、副業が生活に入り込んできたことで、
私は初めて「自分の時間を取り戻す努力」をし始めました。
「今日は帰って、記事を書く」
「19時までには絶対に退勤する」
そんなふうに、“帰る理由”があることで、時間の優先順位が変わったんです。
「ただ埋める」だった時間の使い方が、
「何に使うか、自分で決める」に変わると、
同じ1時間でも、まったく違う意味を持つようになりました。
3. 教員だけでは得られなかった「自由」の感覚
教員という仕事は、安定しています。
でもその“安定”が、時に“縛り”になることもあります。
・異動がある
・収入が増えにくい
・働き方を自由に選びにくい
そんな中で、副業というもうひとつの働き方を持ったことで、
私の中に“もしものときに備えられる安心感”が生まれました。
たとえ本業に何かあっても、
自分でお金を生み出せる手段がある。
誰かにすべてを委ねずにすむ安心感。
そして何より、
「私はこの働き方を“選んでいる”」と思えることが、心の自由でした。
自分が選んだことには納得がある。
“やらされてる”ではなく、“自分で選んだ”と思えるだけで、
毎日の気持ちが全然違うんです。
4. お金と時間の感じ方が変わったら、生き方が変わった
副業によってお金と時間の感覚が変わった今、
私はこう思います。
お金=ただ「もらう」ものではなく、「生み出す」ことができるもの
時間=「奪われる」ものではなく、「自分で使い道を決める」もの
この考え方が身についただけで、
働くことへの見え方も、人生への不安も、ずいぶん変わりました。
教員という仕事をしながら、
もうひとつの“働き方”を持つことで、
私はようやく「自分の生き方に納得できる感覚」を持てるようになった気がします。
あとがき|「教員だけ」で抱え込まなくていい
私は教員という仕事が嫌いだったわけじゃありません。
むしろ、やりがいも大きくて、楽しい瞬間もたくさんあります。
でも、「このままでいいのかな」という不安が、
いつも心のどこかにありました。
副業を始めて、その不安に“選択肢”という光が差しました。
「この働き方だけじゃない」
「もっと柔らかい生き方もある」
「何かを始めてもいい」
そう思えるようになっただけで、
私は少しずつ、自分の働き方を好きになれた気がします。
今、同じように
「お金のことが不安」
「時間がいつも足りない」
と感じている教員の方へ。
まずは、月に1回の副業体験からでもいい。
あなたの世界が、そっと広がるきっかけになればうれしいです。
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