「真面目な人ほど損する」って本当? 教員8年目で気づいた、“がんばり方”のズレと私なりの対策

わたしのゆるっと記録
この記事でわかること
  • 教員という職場で“真面目な人”が抱えやすいしんどさ
  • 真面目に働いても報われない現場の構造
  • 自分を守る“がんばり方”への切り替え方
  • 教員でもできる「休む準備」や「断る工夫」
  • 真面目さを強みに変える考え方

「真面目にやってきたのに、なんで私ばっかり?」

教員として働いていて、

何度も何度も頭に浮かんだ言葉があります。

「真面目にやってきたのに、なんで私ばっかり?」

誰よりも早く出勤して、誰よりも丁寧に仕事して、

頼まれごとにはYESと応えて、準備を抜かりなく整える——

でも、ふと気づくと

「余計な仕事」がどんどん自分に集まってきて、

“できるから” “安心できるから”という理由で任され続けていた。

一方で、

仕事を断る人や、要領よく手を抜いている人ほど、

元気で楽しそうに見える。

「あれ…私の“がんばり方”って、間違ってた?」

これは、教員8年目の私がようやく気づいた、

“真面目さ”に振り回されすぎた日々と、働き方を変えた理由についての記録です。

教員という職業が“真面目さ”を吸い取っていく理由

教員の現場には、

「真面目な人ほど損をする」構造が、残念ながら存在しています。

● 頼られる人に仕事が集まり続ける

「この人なら断らない」

「ちゃんとやってくれるからお願いしよう」

そんな理由で、特定の人に仕事が集中する。

雑務・委員会・部活動・行事準備…

それらが、“できる人”ではなく“断れない人”に回ってくるのです。

● 頑張っても評価は横並び

真面目に頑張っても、給料は上がらない。

むしろ「やって当然」と思われ、

断る人と同じ評価・同じ待遇になってしまう。

「助けたい」「手伝いたい」という気持ちが、

便利に扱われて終わることも多かった。

● 気づけば「いて当然」の存在に

気がつくと、

「この人がいないと回らない」と言われるようになる。

でも実際は、「この人ならやってくれる」が都合よく積み重なっただけ。

教員という職業は、真面目じゃないと続かない。

でもその“真面目さ”が自分の首を絞めてしまうことがあるんです。

真面目にやって、私が抱えていた“しんどさ”

私はずっと、

「頼られること=信頼されてること」だと思っていました。

でも現実は——

  • 断れない日々
  • 人に頼れない空気
  • 責任感で押しつぶされるプレッシャー

最終的には、「自分がいないと回らない」と思い込んで、

仕事も気持ちも1人で抱え込むようになっていました。

気づけば、毎日が

「これをやっておかないと…」の連続で、

自分の時間や感情に余裕がなくなっていった。

「がんばってるのに報われない」

「何のために働いてるんだろう」

そんな感情が、静かに心をすり減らしていきました。

見直した“がんばり方”と、変えたルール

限界までがんばったその先で、

私は“がんばり方”そのものを見直すことにしました。

● 「頼られる=価値」ではないと考え直す
  • 業務の属人化を避けてマニュアル化
  • 「私じゃなくてもできる仕事」は分担
  • 「できる人」ではなく「1人で抱えない人」になる意識
● 休む準備をしておく
  • 休みたくても休めない状態を作らない
  • いつでも引き継げるように整理しておく
  • 「休んでも大丈夫」と自分に言える余白をつくる
● 定時退勤を“特別なこと”にしない
  • 自分のための時間を持つ
  • 翌日の仕事効率を上げるための「先行投資」
  • 家族・趣味・副業の時間に使うことで自己肯定感UP
● 一番必要だったのは「断る勇気」

断ることは悪じゃない。

むしろ、線引きできる人は“尊重される”ことを知った。

真面目だからこそ、無理しない働き方を選んでよかった。

まとめ|“真面目さ”は、振り回されるものじゃなく、使うもの

私は今でも、

「真面目でいること」を悪いとは思っていません。

でも、真面目さに振り回されてしまっていた過去の自分には、声をかけたい。

  • 断ってもいい
  • 頼ってもいい
  • 休んでもいい

がんばることはすばらしいけれど、

がんばる方向を間違えると、自分をすり減らしてしまう。

真面目な人ほど、自分の“がんばり方”を疑ってほしい。

そして、自分を守るための働き方を選んでほしい。

“がんばる”は、武器にもなるし、呪いにもなる。

あなたは今、どちら側で使えていますか?

あとがき

この記事を書いて、あらためて「自分を守る働き方」の大切さを実感しました。

教員という仕事は、尊いです。

でも、「やりがい」だけで走り続けるには限界がある。

真面目であることを、強みにするのか、足かせにするのか。

その違いは、ほんの少しの視点と、行動の差なのかもしれません。

この記事が、今しんどい誰かの“ちょっとした立ち止まり”になれたらうれしいです。

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