- 教員の副業はなぜ原則禁止なのか
- 許可なしでできる副業の“すき間”とは?
- 教員でも始めやすいグレー寄りの副業例
- 実際にやってみて得られた気づきと広がり
- 無理なく安全に“最初の一歩”を踏み出す考え方
目次
副業を諦めたくなかった私が見つけた“すき間”
「教員の副業は禁止」
そんなことはわかっていたつもりでした。
でもそれでも私は、副業という選択肢を諦めたくなかったんです。
世の中では副業解禁が当たり前のように言われているのに、教員だけが取り残されているような気がして。
このままずっと“学校の中の世界”しか知らずに生きていくことに、どこか不安がありました。
そんなとき、同僚の先生から聞いた話に、私はヒントをもらいました。
「家業の手伝いって、申請もいらないし、報酬がなければ問題ないらしいよ。」
これなら“グレー”ではあっても、教員としてリスクの少ない始め方かもしれない。
私は、母の仕事を手伝うという形で、“副業に近い経験”を始めてみることにしました。
教員の副業は原則禁止。でも抜け道はある?
教員は地方公務員に該当するため、法律で原則、副業が禁止されています。
■ 実際に根拠となるのは…
- 地方公務員法 第38条
許可無く営利目的での事業や報酬を得る業務は禁止。 - 教育公務員特例法
教育に専念する立場であることを理由に、副業を制限。
つまり、アルバイトや商業活動などは、教育委員会の許可なしではNGです。
実際に副業が発覚し、処分を受けた事例もあります。
以下の条件を満たせば、教員でも問題なく行えるケースがあります:
- 報酬を受け取らない
- 家族・親族の業務である
- 勤務外・休日に行う
私が選んだのは、この“合法に近いグレーゾーン”を活用した方法でした。
家業の手伝いから始めた“副業に近い経験”
私が手伝ったのは、母の小さな仕事。
SNS用の投稿文を考えたり、チラシのレイアウトを整えたり、時には表計算ソフトで簡単な集計をしたり。
教員としてのスキルとはまったく違う分野でしたが、報酬を一切受け取らなければOKという条件を守りながら取り組みました。
この手伝いを通じて、私は“副業”のようで“副業じゃない”体験を積むことができたんです。
教員の私が感じた、外の世界との出会い
この経験を通して私が強く感じたのは、
「学校の外にも、こんなにいろんな世界があるんだ」ということでした。
- 時間ではなく“成果”で評価される働き方
- スピード感や自己判断の求められる現場
- 自分にこんなスキルがあったんだと気づけた喜び
「副業をしてみたい」その思いの裏には、
きっと誰かに縛られない場所や、生き方を自分で選びたい気持ちがあったのかもしれません。
まとめ:グレーじゃなく、安全圏から始める副業の第一歩
副業はグレー。
それは教員であれば誰もが知っていることです。
でも私は、「何もしない」よりも、“安全圏から少しだけ外に出る”という方法を選びました。
それが、家業の手伝いという始め方。
稼ぎではなく、経験と気づきが得られたことは、私の中でとても大きな意味を持ちました。
教員だから副業はできない――じゃなくて、
教員だからこそ、丁寧に、静かに、一歩を踏み出してみる価値がある。
私にとってこの経験は、“働き方の可能性”に触れる最初の一歩でした。
そして今も、ゆるやかに、でも確かに、世界は広がり続けています。

【あとがき】
このブログでは「教員でも、自分らしく生きたい人」に向けて、働き方・副業・心の余白について発信しています。
よかったら他の記事も、のぞいてみてくださいね。
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